株式会社PARAT

2021/02/22 お茶の水博士とのお別れ

「安養寺さんが亡くなりました、・・・・・・・昨日」
業務システムソフトメーカのプレゼを受けている時だった。
「何で」という二の句が告げないでいた。
「肺がんです」
「・・・・早すぎる」
部下であった営業マンからの悲しいお知らせが運ばれ来た。

梅田地下街で役員とMIRAI-PARATのコンセプトワーク。
甲斐バンドの「HERO」が流れる、センチメンタルな夜だ。
陰膳(かげぜん)代わりに好きだった芋焼酎、冥土まで腹すかさないようにと「せせりタレ」二本をカウンター隅に置いた。

19時過ぎに焼鳥屋を出る。
JR大阪から鶴橋まで揺られ、近鉄に乗り換え自宅へ、何故かしら目頭が温まり、メガネが曇ってくる。

30年前にPLCメーカがある新宿に出向いた、その時が初めての出会い。
高速・高機能だがハガキサイズのコンセプトにほれ込み採用した。
元々はプラント制御が得意な計測器メーカ、後発であるが産業用装置のプラットホームとして開発されたと聞かされた。
1983年北辰電機製作所と横河電機が合併、北辰からのエンジニアがPLC開発プロジェクトリーダとして抜擢された安養寺さん。

出会いから15年目、2005年京都玉半で「第一回Oyajiサミット」を主催した。
出席したDENSO、PANASONICの役員達、大学教授、新聞記者の中、常務取締役の肩書で東京から駆けつけてくれた安養寺さん。

2018年の東京ビッグサイトで出展者としてワイヤレスヘッドマイクを装着し、RZ製品のプレゼンテーションをしている時であった。
右手を挙げて合図しながら人ごみに消えていった。
最後の思い出はいつも儚(はかない)い。

革製のウエスタンハットを被り、カシミヤキャメルのロングコート、新しい技術が詰まったメタリックグリーンのアタッシュケースで現れる。
洒脱で柔らか頭のお茶の水博士。
学生時代からヨットを操り、趣味がボトルシップ。
血気盛んな時代、運命の出会いに終止符が打たれた。

「明彦さん、待っててや!
早すぎる、早いのはスキャンタイムだけでええねんやで。
だけど、迎えに来んといてね。
まだ、やること一杯や。
あの世でOyajiサミット主催するのでゆっくり待っててや!
今どの辺?
しかし、あなたに作ってもろたカクテル「レインボー」本当に糞まずかった、タバスコも入れた?
もっと変な物も入っててた。
戻って、説明してくれへん!

戻ってきたら、FA-M3は本当にいいPLCだったと思い出話しに花を咲かせましょう」

♪HEROとパラットニュースを贐(はなむけ)の言葉とする。

合掌

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注意喚起しながら、難波工場でのはんだ
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