PARAT NEWS

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ぱらっといきまひょ 種を蒔き、苗を育てこその50年後
2024/06/03 PARAT NEWS

あちらこちらで建て替え中の一戸建てをみるのだが、新設

住宅着工戸数の推移は2030年度は70万戸、2040年度

は49万戸と減少する見込みとなっている。

人口の減少による、悲観的なデータである。

 

解体作業中の住宅の壁に掲げられている「DISCOVER J

APAN」と印刷されたポスター。JRの前身であった日本国

有鉄道(国鉄)が1970年大阪万博が開催された年に始ま

った個人旅行や女性旅行者の拡大を目指したキャンペー

ンとして駅のホームに貼り出されていた。

怖いもの知らずの高校生、大阪環状線森ノ宮駅の駅長室

のドアをノックし、要らなくなったこのポスターを無料で貰い受

け、文化祭で販売し、小遣い稼ぎしたセピア色が蘇る。

 

当時は高度成長期、建売は基礎を施工している頃から奪

い合い建築確認も形ばかりで、検査もなくいい加減な粗製

乱造、大工さんや工務店は濡れ手に粟の我が世の春。

 

あれから半世紀、都会ではマンション住人が増え、少子化。

慢性的な職人不足下、高齢化が輪を掛ける。

ウッドショックや一部住宅設備の長納期化による長工期と材

料高騰が建築業界の経営に重くのしかかる。

 

多忙を極めるPARAT、果たして50年後も今は明日と繫栄し

ているのだろうか、現在の市場は自動車業界。

特にTOYOTAグループ内での商いに終始している事が吉と出

るか凶と出るかであるが評論家でないのでそんな事関係ない。

カーボンニュートラル2050に勝ち抜く事が大きな試金石、全方

位戦略とうたっている中で設備メーカとして求められる質と量を

提供できるかが重要なPOINT。

 

前期は、初物が大量に売れたことによる経営システムのほころ

びがいくつも見え隠れ、4月からの組織変更で繕ったが、明確

な職務分掌と業務フローが求められる。

片頭痛をロキソニンで鎮めながら策を練り、毎週のように採用

面接を繰り返し、体重をすり減らす。

スタッフが生き生きと仕事できる最適な配置による業務成果が

お客様から認められる喜びが経営陣の糧。

 

明日のために、種を蒔き、苗を育てる。

そここそが50年後。