PARAT NEWS

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ぱらっといきまひょ 燃え尽きない0→1工程、おもてなしで腕を磨き続ける
2026/03/02 PARAT NEWS

仕事を通じての一期一会、三歳から鉄工所の現場
でものづくりに携わって来たとて、大したキャリアを
積んで来たとは到底思えない。
積み重ねてきたものの中には素晴らしい標準化され
た技術があると思うが、標準化は陳腐化の始りでいず
れ砂塵のごとく世の中に吸い込まれ、消えていく。
建築業界という異質な業界の兵たちと一戦を交えな
がらDRし、現場に足を運んだ二年弱、自動車業界
育ちの観点でいい建物を作ろうとお互い切磋琢磨し、
今日を迎えた。

メニューを想定しながら100円ショップで使い捨ての食
器を選ぶ、料理の温度、量、質を考えながらカゴに積
めていく、オードブルに使うカップ類は蓋つきが多く、
冷蔵庫で積み重ねが出来、衛生的で便利だ。
粕汁は、コーヒーなどに使われる耐熱コップを用意。
食材の下ごしらえは、前日から始める。
菊姫の大吟醸粕を合わせみそと組み合わせ、豚肉や
野菜類を炒めた後、鍋でグツグツ。
肉類は、ジューシーな触感とするために水と塩、砂糖
を混合させたブラウン液に漬け込む。
豚バラブロックは、赤ワイン煮込み前までで止めておく。
手羽中は、一度揚げし、高級熟成バルサミコと醤油、
ハチミツを煮詰めたタレを準備しておく。
神戸牛の肉豆腐は、事前に水 、酒、醤油、砂糖で
煮汁を仕込み、一度煮込んで置き冷まして、
味を染み込ませる準備をしておく。

客人が喜んでいただくメニューをゼロから考え、道具立
てをする、食材を活かし、味付けし、必要なタイミング
で盛り付け、それを一人で提供する。
調味料も厳選し調達、味付けは幾度もYOUTUBE
レシピで予習を繰り返す。
改めて段取り八部の重要性を思い出す。
冷製のものは冷蔵庫保存の物を出すだけだが、温製
は最後に火を入れる。ホスト側なので同席しながら
必要に応じてホスト含め9人分の仕上げをする。

カモコオフィス開設から4年、その間に幾度も食材を腐
らせ、口福とは程遠い味付けに辟易(へきえき)
しながら腕を上げてきた。
ゼロからの叩き上げの結果があってこその今。

おもてなしのための料理する過程で、過去の市場と
商品開発と同じ難しさと楽しさを得る事が出来ている。

この楽しみを得られるのもマイオフィスにマイキッチンが
あってこそと神戸港を眺めながらアネホテキーラを
舌の上で転がす。