鴨子ヶ原は、六甲山の麓にある静かな住宅街。
漆黒の夜の静寂に歪を与える一軒のお家。
YOUTUBEから流れる演歌に合わせ柄杓をマイク代わ
りに絶唱する客人達、組織や個人の壁が薄かったいつ
か見た高歌放吟(こうかほうぎん)の思い出、そうだ!手
拍子こそないが昭和の座敷宴会、仕事場でみる眉間
の皴が消え失せ破顔一笑(はがんいっしょう)が満ち溢
れている。
酒をこよなく愛する設計部隊のエリアマネージャーは、白
川夜船(しらかわよぶね)で寝ながら日頃のストレスを燃
焼させている。
ネオンに煌めく神戸港に向かい急な勾配が付いている鴨
子坂を千鳥足で下っていく客人。
このおもてなしが大成功であることを確信、いい家を作ろ
うと奮闘した兵(つわもの)達の熱き塊に酔いしれた。
この日ばかりは組織の壁が消え去り、魅力あるスキル高
い人々が交じり合ったマリアージュに明るい未来を見る。
明日からの仕事の質が向上すれば主催者として幸甚の
至りである。
旨い物には、前段取りが重要、まさに段取り八部。
女性は、インテリアマネージャー1人、後は武骨な男ども
7人、ワンオペで8人と対峙する。
お迎えから送り出しまでを思いめぐらす。
一階のセミナナールームでウエルカムドリンクをスパーリング
ワインにし、ザ・ファインチーズカンパニーのバジルクラッカーに
生ハムとブルーチーズやラム酒に漬けたドライフルーツを
あしらいオードブルとした。
モニターには、契約、コンセプトワークから仕様決め、
基礎から建て方、棟上、内装、設備メーカ展示場で現物確認。
スマホに収めた一年半に及ぶ工程を物語風に編集した
動画としてモニターに再生させ昼抜きで集まった客人の五臓
六腑を温めながら耳目を集めさせた。
「これ家族に見せていいですか」
(家族は仕事人の真の姿は知らない)
「展示場に来たお客さんに見せたいね」
(REALなオーナー側から見た目線)
「ものづくり離れした新入社員にも使えるね」
(魅力あるものづくりだよね)
PARATの時代にできなかった物ができるまでの工程動画、
これも前段取りで用意した旨い物。
カモコオフィスで料理の腕を磨き、カモコキッチンで社員研修
をすれば、ものづくりの段取りやおもてなし、道具立て・・」
顧問業務の質を上げるためにCEOが提案してくれた。
エンドレスな理想なる設備創りの道半ばでカモコオフィスに席
を置きながらのワンオペ支援活動。
お客様の想いを聞き届け、スタッフやブレーンの英知を集め設
備メーカとして提供して来た歴史を改めて振り返る。
料理を提供する事にものづくり工程のエキスが凝縮している
事に気づかされながら二階にある、カモコギャザーとキッチン
に客人達を誘う。
<燃え尽きない0→1工程、おもてなしで腕を磨き続ける>
9人分の席の確保、食器・・・・テーブルコーディネートに。
食事を提供しながら宴に参加する、酔っ払いながらの・・・。
後片付けで後悔しないように・・・・・・。
