PARAT NEWS

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齢を重ねたマシンの用途開発
2021/09/13 PARAT NEWS

口腔内で震度1程度の揺れを感じる。
下顎右No.6が震源地、当初痛みはなかったが日増しに悪化、抗生物質を定期的に投与。

掛かりつけ歯医者に駆け込む。
座り心地満点のテンピュールクッションに吸い込まれた途端に、下顎部のレントゲン撮影。

院長が飛び込んできた。
「すみません、治療したばかりのインプラントに問題が生じました」
矢継ぎ早にCTスキャン、断層写真で現状把握。
インフォームドコンセント(治療についての十分なる説明・理解・合意)を周知徹底している当該院「なんでやねん」と言いたいが大人しく原因追及を共有する、原因が分かれば落ち着く。

口腔内機能は美味しいもの喰らう、味わう為に重要、この機能の低下や劣化は生きて行く質を大きく低下させる。
67年目を迎えるマシンを更新する事は死を招くのでNG、いかに維持管理が大事かを年老いて覚り、不摂生な日常生活を振り返り少しばかり反省。

生活に求めた口福追及が歯に習慣病をもたらし、メタボを招いた。
すでにインプラントは6本、最前線でまだまだ社会に関わりたい煩悩と付き合い、五臓六腑の入口に大型投資を行ってきた。
口福のお陰もあっての仕事で得た報酬、これによって口腔内投資が出来ている。
なんと巧い事できている事か。

心地よく横たわっていると、天の声が。
「ねじが緩んでいるかもしれませんし、土台が崩れているかも知れません」
無償での再手術不具合対策決定。

「格闘技してますか、ゴルフしていますか」
義歯への過負荷軽減のマウスピースは必須か、思い当たる節はない。

経営は格闘技!
知らぬ間の夜な夜なの歯の食いしばりが履歴として歯がすり減っている。

食いしばりををリリースするには今の継承プログラムを完璧にこなさないといけない。

当該院にはカウンセリングが充実し、先端技術を駆使し痛くない治療を心掛けてくれている。
末永くメンテナンスをしてくれる治療方針にシンパシーを感じている。
それ以上に勝手に同業者として学びが多い、気づきが多いと感じている。
だから直ぐに通院、治療ベッドではいつもスヤスヤしている。

口腔内から五臓六腑を正常化すれば、肌に艶が出、脳みそが腐らない。
仕事は外部とのコミュニケーションゲーム。

これからもその機能維持に投資し、メンテナンスを怠らないように勤めることで与えられたマシンを最後まで使い切りたい。

歯の治療一つで、人生を振り返るだけの齢(よわい)を重ねてきた、新たなるマシンの用途を拡げれるチャンス到来である。

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