PARAT NEWS

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11年目のいい日旅立ち
2019/01/21 PARAT NEWS

2009年に始まり2019年に区切りをつける。
NEPCON東京での出展は今回で終わった。

2009年、リーマンショックが前年の秋に発生、真っ暗な経済情勢下での展示会初出展。

PARATとしては年商6億円を計上していた携帯電話カメラモジュール設備開発からの撤退を決意し、RZ工法(当時アクエリアス)に一意専心、誠持って心細い門出の年であった事が思い出される。

独占的な市場を有した海外のMEGA企業に翻弄されながら急成長していた携帯事業、得体も知れない恐怖からのエスケープメント。
売上REAL ZEROを覚悟した一からの旅立ち。

10年目の今期に年商10億円達成予定。
あの決断があって今。

「各工場、各製品、各担当者で無理繰りのはんだ付、アクエリアスで統一できれば」
初参加の2009NEPCONに顔を出したDENSO本社の主幹。
「後付けはんだ付工程で7つ目の工法を採用する訳に行きません。せめて今までの半分くらいの工法に変われば」
TOYOTA広瀬のエンジニアに腑に落ちる説明を求められた2009年。
今でも両巨頭の出会いでのQへの答えを求めREAL ZERO(不良・ライン停止ゼロ)を一意専心。

あの時の主幹MASAHIROさんがひょっこり。
「誰だか分りますか」
「止めてください、マスクなので一瞬見失いましたが、お陰様で・・・」積もる話しに花が咲く。
「TOYOTA広瀬さんもDENSOさんに合流する、電動化の紆余曲折をRZはんだ付機を通じて観察させていただいています」
現在転籍され、2年前にダントツ工場で講演してもらったKEISUKEさんが隣の席というのもおもしろい。

最後だからではないだろうがTOYOTAグループに普及する切っ掛けにもなった当時主任のDENSOグループ生産技術者HAGAさんも更なるNEWなるRZ-MULTI/SLIMを求めご来場。

2010年に出会い工程変更のためのプロセスウインドウでの比較やノズル内でのはんだの挙動観察、各ポイントでの温度プロファイル取り。
結果、80万台不良ゼロを達成し、一躍脚光を浴びる事となった。

現在、実施しているはんだ付事前評価「アンサーテスト」の基礎となった。

北米展開、MULTI化と自動運転に欠かせない部品を生産している生産技術マネージャーもセミナーを聴講してくれた。

若かりし頃お世話になった松下電子部品、日本電装の方々に専用機ではないRZはんだ付ロボットで再度貢献したかった。
10年間の販売累積実績ランキングは
1位DESNOさんグループ
2位AISINさんグループ
3位Panasonicさんグループ
と当時の思いは通じたようだ。

なんとRZ工法をブランド商品にしようとした切っ掛けを作ってくれたパワーデバイスのグローバル営業マンMAKIさんまでも10年振りに尋ねてくれた。
「上海の外灘(ワイタン)でバブリーな総経理に数十万円もするワインとフレンチコースをご馳走になって以来ですね。IG-BTのはんだ付課題を相談してくれたお陰でこの工法開発の着手を2008年に決めました。御社の大町にも入りましたが自動車業界にも沢山入り・・・・・・・」

RZ工法の井戸を掘って来ただいた方々の相次ぐご来場、まさに今回の東京最後のNEPCONはNEXTステージへの「いい日旅立ち」。

<次週に続く・・・>
・RZ-MULTIよりSLIMのほうが脚光を浴びる?
・大阪NAMBAのようなNEPCON会場?
・自動運転、電動化に必要なはんだ付工法!
・日米の貿易摩擦の余波がヒシヒシだけど、
そんなの関係ない!

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◆2019年インターネプコンご来場ありがとうございます。
*東京での展示会は今回で終了です。
**名古屋NEPCON及びプライベートショーでお待ちしております。

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