PARAT NEWS

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ぱらっといきまひょparatnews230213 忙しいから閑がいる
2023/02/13 PARAT NEWS

一月往ぬる、二月逃げる、三月去る。

正月からあっという間に時が過ぎるという諺。

 

記憶がある範囲まで記憶をたどるが、年が

ら年中、「往ぬる、逃げる、去る」だったなぁ

と回顧するが、それなりに謳歌しているので

まぁ良いかである。

 

月の満ち欠けを愛でながら一句読むというよ

うな風流な趣味は持ち合わせていないが、

過ぎ去る日々の中で季節だけは折々で感じ

ておきたい、だって人間だもん。

今日も又、ふと窓からビルの谷間照らし出す

日差しを見た。なんとなくなのだが照らし出さ

れた風景が冷たく凍てつく様な厳しい表情が

和らいできたように見える。

寒さと暖かさをを幾度も重ねる事で「日差し」

が「陽射し」へと変化し、重ねたものを衣服を

脱ぎ捨て、肌を炎天下に曝け出して行く。

冬が終われば春になり、次には夏が来る、自

然の変化に身を任すのも乙なもの。

 

公園の名も無き雑草も黄色や白の花を咲か

せ、青々しい新芽が美しい。悪食家は春の

山菜を綿実油で揚げた天ぷらを40℃のぬる

燗で一献傾ける。セリ、フキノトウ、ノビル、

タラの芽、コシアブラ、パブロフの犬状態は身

を活性化させる。

 

忙しくなったり上手く事が運ばないとストレス

が溜まり、イライラする。小さな笑いや喜びを

ちりばめれば忙中に閑を見出せ、ストレスは

和らぐ。

仕事の始まりはすべからく笑いがあり、喜びが

見えている。クロージング時になれば上手くい

かない闇がいつも待ち受けている。

ベテランであれば冬の後には春が来ると更に

追い込みながらいい仕事を成し遂げる。

闇を越えた経験が浅ければ先が見えないの

に責任感だけが増し逃げだしたくなる。

そらそうだ、ここはいい加減でなく、良い加減

になり「ぱらっといきまひょ」と肩の力を抜き、笑

顔一つ振り撒けば春が来る。

 

忙さんは閑さんがあってこそ引き立てられる。

閑さんだけでは忙さんと会えないし、生きる張

り合いもなくなる。

 

いついつまでも忙閑上手く付き合って行きた

いよね。