2022**PARATウイクリーハプニング**2022

「お着替えをしてください」

スーツちゃうねん。

「沢山の上場企業の社長や役員も

お越しになっていますので」

とカメラマン。

バック紙は白かグレーというのだが、サ

ンプル写真はどれもスーツにネクタイ、

証明写真風で表情がない、企業イ

メージが想像できない。

ホームページのCEOメッセージを更新

するので写真も撮り直してくださいとデ

ザイナーからの指示がありスタジオ入り。

「話をする時に身振り手振りする人

は何かしゃべることを分かっているのか

なぁ、自信なにのかなぁ、聞く側からす

ると邪魔で威圧的に見えますよね」

と顔芸で有名な歌舞伎俳優の言葉、

社内でも注意されていたが脳裏に浮

かんだ、素のままか。

手を組んだポーズやおどけたしぐさは

封印、全身と半身の2ポーズで勝負。

居ずまいと服装を正され、目線を誘

導される。

「笑わないでください」

自然の表情を切り撮られた。

さて・・・・・。

届けられた写真に女性スタッフ達が、

「50歳位ですね」

決算賞与査定前であれば匙加減が

変るご評価にご満悦、単純である。

さすがプロ、最後には顧客が満足す

る仕上げでお代を頂戴してくれる。

身振り手振りは学生時代に学んだ。

全学連のソース顔した学内執行委

員長をカッコいいと真似たものである。

ノンポリであったが人を集めるのが好き

で600人くらい前でアジったときに快感

を覚えた。

20～40歳のスタッフが最前線でPARA

Tを支えている。

確かに今、その身振り必要?

しょうもない戦後のアドレナリンは今は

暑苦しく必要ない。

緑の革ジャンに白いTシャツ、現場大

好きCEOらしい。

遅くはない、いついつまでも古きを捨て

新しきを知る旅に出るのも乙なもの。

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