「25年先を想像してみた。
人々は変わらず、豊かさを求めていた。
利便性を創造する創業55年のPARATは日本の
産業に必要不可欠な100億円企業として
継続していた。」
SPEAKER:あるべき姿を想像し、課題を創造に
よりソリューションする事に喜びを得る CEO
2024年成長戦略プレゼンテーションが始まった。
2008年にはリアリティが欠如していたはんだ付
ロボット事業、当初は、100億円市場の創造と
言っていたものが、2024年1月1日での受け止めは
「年商100億円か、手応えでてきたなぁ」である。
5000年の歴史を持つ金属接合するための合金
「はんだ」であるが、いかにして高品質に合理化
(装置化)するかが課題であった。
基板への前工程でのはんだ付は表面実装技術が
進化し、装置産業として大きな市場を得ていたが、
後付部品挿入後の後工程はんだ付工程がネック
となっていた。家電業界は逸早く、安い人件費を
求め地方へ、地方から海外へ、そして地の果てへ
とジプシーの如く生産拠点が移っていったが
自動車部品は人の命を預かるだけに装置化による
品質の安定は必須であることを学んでいた。
セラミックスノズル内でのはんだ付工法に出会って
製造権を得て真っ先に開発コンセプトとして
「高品質はんだ付ロボット」とし、「さらばカンコツ」を
銘打って進化させたWILLが今を支えている。
自動車部品業界も、コテによる引きはんだ、レーザや
コテ挟み、部分噴流によるはんだ付工法がラインナップ
されていたがどれもがディファクトスタンダードを
得ることが出来ていなかった。
10年以上自動車部品業界で育った者として掲げた
「REAL ZERO:はんだ付不良ゼロ、ライン停止ゼロ」を
実現させるM1材料(ワーク)、M2装置、M3維持管理の
最適化により実現しましょうと市場に提案活動を行い、
はんだ付評価して最適なロバスト性が
高いはんだ付工程条件が求められれば販売します
と言うビジネスモデルを確立した。
当時は、新参者で右も左もわからない大阪の業者
に対してカンコツ業界の方々から白い目で見られた
が、「あほちゃうか」という他愛もない科学的根拠が
無い内容ばかりで完全無視。けったいな会社や
人に巻き込まれなかったのも功を奏した。
1点1点はんだ付する事の実績が積み重なり事業も
軌道に乗ってきたのだが、質的能力だけでなく、
次第に量的能力も求められるようになってきた。
はんだがちゃんと付くか付ないか?から世界の現場で
使い熟せるか、生産性の高いロボット化への要求が
高まってきた。
さて、どうするか改善の連続の繰り返しはほんまに
しんどい。
どのようにやり抜いてきたのか。
RZ歴史の先に未来がある、成長戦略を聞く
スタッフにパワーポイントで紐解く。
25年先のRZ市場はどうなっているのか。
来週に続く。