PARAT NEWS

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ぱらっといきまひょ  合理化で禄(ろく)を食(は)む生業(なりわい)
2024/01/29 PARAT NEWS

2024年成長戦略は、25年先の市場動向、

戦略を支える四つの必要条件で構成されている。

市場動向は、常々「Imagine is real」を旨とする

PARAT-CEOがWEB情報とユーザ動向を基に

楽観的にチョイスしたものである。

「Imagine」、想像するのはいいが、やはり

重要なのは「Real」、実現するまで諦めないという

愚直な取組み、「Imagine」までの小さな結果の

積み重ねが歴史を紡ぎ、未来に繋げる。

 

「2月13日から稼働させますので中津LOGIX増設分の

リノベーション、レイアウト、什器類の手配

お願いします。」とCOOから依頼されるCEO。

「ちょっと待って、いや後3週間強しか日がない

やんか」と質すが、「こんな修羅場お好きでしょう」

「はい」と鸚鵡返するとともに工務店社長に電話し、

日程を押さえる。

残業ゼロと平静を装っているがいつもあれこれと

一杯一杯の中でのアヒルの水かき。

一等地に設えた物流拠点、中津LOGIXが入居する

ビル3階が現場。1月19日に現地視察、オーナーに

即断即決で入居する旨を伝え、退路を断ち

納期厳守を宣誓。

会議で工程管理ができる人はすべてに優れている

人であると説いたばかり、涙目で率先垂範。

 

コンセプトは「IZA!20億円LOGIX」、販売額が

20億円に膨れ上がっても慌てない先手プロジェクト、

現有現場も手狭でごちゃごちゃして作業効率が悪い。

「1Fは入手出荷・発注・流通在庫、3Fは、滞留品

在庫と流通加工品機能としての最適化」とCOOの

方針が発表される。

 

一意専心で開発をし、高品質の工法を得られたから

と言っても直ぐに商いにならない。下請け稼業で

ないので売ってなんぼの世界。2009年からは展示会にも

出展した。技術者達が前垂れをする、おもろいかも

しれんがこれはこれで保守的なはんだ界隈では興味は

持たれるが商談には程遠い。ましてや参入障壁の高い

自動車業界、安くていい物だけでは飛び付かない。

結果から言うと営業マンの手練手管でなくイノベータと

の出会いから物語が始まった。

 

開発に携わったスタッフ全員にWILを求める事は

出来るが、WILL(やる気)だけでは徒労に終わる。

そこには経営センスと幸運を得る必然性を

持ち合わせていないと成り立たない。

ベンチャー的な生い立ちは、お金が不足するか、

人手不足が常、しかし、これは会社が成長しても変わらない。

それが経営。

人手不足は2050年まで良くなるどころか悪化するばかり、

その上お金がなかったら「どうする」が課題。

合理化装置開発で禄を食む身だからこそ科学的に

裏付けされた合理的な考え方で課題解決してきて今がある。

 

世界人口が現在80億人、それが25年先には100億人、

増え続ける人々の欲望がなくならない限り、

経済は成長する。

 

25年先のRZ市場はどうなっているのか。

来週に続く。