PARAT NEWS

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ぱらっといきまひょ 閑古鳥が鳴く体育館でビットを立てる
2024/03/04 PARAT NEWS

三寒四温の「寒」と小雨に見舞われた3月1日、大阪

大学企業ガイダンス2024の面接官として

吹田キャンパス吹田体育館に、開発グループの卒業生は

ソフト開発でとてもエントリーできず急遽動画出演。

出発ギリギリまで上町FABで募集用の動画制作、

交通渋滞にも見舞われ開始20分前に滑り込み。

 

担当役員のCOOは、毎日のように押し寄せるキャリア

応募者との面談があるために、お客様との納期調整に

頭を悩ますマッセグループスタッフとCEOに白羽の矢が、

なんでやねんと考える暇なく今を迎える。

 

役員以外のスタッフもここ数か月過去最高を遥かに

超える仕事量、毎日のように怱忙(そうぼう)の間(かん)

に遂(お)われれている致し方がない状況。

ランチを口腔内に運ぶ寸暇もなく設営に追われる。

 

「PARATっていいね!」がふと脳裏を横切る。

 

脇目を振らず、残業ゼロルールを頑なに守り七転八倒

しながらやり抜いているスタッフ達。成功者の必須スキル

が磨かれていくのを大所高所から好々爺然として見たい

のだが現実はそれを許さない「OKDさん、プロジェクタもう

ちょっと下げて、動画ループで流しましょう」50年近い

キャリアでの経験を元に指示を出す。

 

13時30分開始のアナウンスが館内に寂しく響く。

52社がスタンバイ、翌日は45社なのだが春休みのキャンパス

に学生は足を運ばない、買い手側と大学職員や

主催者の生協スタッフを足し込んだ人員が100人以上、

バランスが大きく崩れている。大学支援課の職員二人が

こんな筈ではないと頭を下げに来た。

「CEOの中です、すべてゼロからです。参加し、

名を連ねることから始まります。かまへんで」と会話していると

なんと一人席に着いたではありませんか。

 

経済学部所属ででソフトプログラマー職に就きたいようだ、

動画をお見せしての別れ際「貰うことでけんやろう」

CEOの名刺を差し上げる。

 

幾度もゼロを経験してきた者としてこの「1」はでかい、

ビットが立ったのである。

「背広を着用しないCEOが面接官、BGM入り動画、

木彫りのアニマルキャラクターとノベルティを机に

並べているのはPARATだけです。」

興奮気味に喋りかけてくるOKD。

上場企業や社員数100人以上の中企業が名を連ねる

で一社小規模企業が気を吐く姿に自然とアドレナリンが

湧き上がってくる。

 

17時30分終了だが、16時50分に撤収と決定。

「まだ学生がいますので、片づけはいいですが、

撤収だけは」と主催者側から懇願されたが。

「我が社は二人面談した、今もガラガラや、

タイムイズマネーです。」損切り宣言し、帰路に着く。

 

黄色のカーディガンを着たCEO、手作りのセンスあふれた

動画やノベルティ、「PARAT参上!」は、大学職員や

生協の人々の瞼に焼き付いた。

3月6日には、文科系の学部がある豊中キャンパス、

事前に「中さん、人が来なかったら直ぐ帰社ください。

理系は中々興味を示さないけど文系での反響は

面白いと思います」とのコメントを得ていた。

今後、WEBも含め縁が紡がれる仕掛けは着々と

整ってきている、PARAT情報を得た学生は

必ず門を叩いてくれる。

 

ゼロからいい製品を開発して超優良企業としてここまで

成長させてきたからこそ今、阪大キャンパスに立つ。

帰路に立ち寄った十三にある大衆寿司屋のカウンターで

池田のお酒「呉春、純米」をぬる燗で五臓六腑に

いきわたらせ老体に今日の仕事の終わりを告げてあげた。

 

今週もおもろい出会いがある、超優良企業に育て上げた

COOの経営手腕は次の次の週までお預けである。