「残業ゼロ」だからホワイト企業と言えるほど単純ではない。
36協定を順守し、事業に合わせて残業すればいい。
PARATにとっては、「0」が最良の選択として、
10年間順守し続け、これからも変わらない、これが企業文化。
経営とは人を取りまとめて事業収益を上げる生業。
小規模であればあるほど経営者は下働き含め多岐に
わたる業務を熟さなければならない激務。
ましてやここ十数年、超一流企業をユーザに持つPARATに
とって人の質と量を高めないと負託に応えることができないと
肩に力が入り、五臓六腑にストレスを溜め込む事となる。
ON-OFFを切替え心身ともに健康だからこその課題解決と
誰しもがそう思うのだが中々できない。
2014年難波工場竣工とともにCOOが絶対「0」宣言、10年も
続くとは思わなかったが今や、最前線のスタッフにとっても
心の底から「残業ゼロ」で良かったと思える日々を送っている。
残業時間には課題も多い。
1.ラインを止めない、不良ゼロ等、市場である自動業界は
精神的圧迫が大きく、過剰残業になりがちとなり、
その中での課題解決は精神的に追い込まれやすい。
2.ダラダラ、お付き合い、隠れ、サービス、人の目残業と、
効率的でない時間に費やす残業代計算や管理、働く人にとっても
無駄な時間。一生懸命夜なべをする人達と区別が付かない。
3.テレワーク時代到来だが、上記内容に拍車がかかる、
面直がないコミュニケーション不足が更なる課題を創出。
「0」のメリットは、
1.時間内で仕事をこなす訓練ができ、タイパが良くなる。
2.ON-OFF切替えによる精神的負担の軽減。
3.自分の時間が持てる幸せを得れる。
PARATのスタッフは異口同音に語る「残業できません。」
8時間以内で目一杯、「目茶しんどい」のだ。
今期は対前年度2倍近い売上げ、それでも残業「0」、
そらそうやである。
これからも人手不足で高齢化、「残業0」こそが
その切り札かもしれない。ものづくり業界でありえない
「0」を宣言して、徹底させたCOOの胆力ある経営手腕に敬服しながら、
立ち飲み屋のカウンターのシミとなり菊正宗のぬる燗でストレスを洗い流す。