ホテル阪急インターナショナルのレストランでのイベント。
小糠雨降る大阪梅田に時知らずのコロナ感染者を除く一人以外、
スタッフ一同大集合。
「よう頑張った29期、全員集合!」
1Fレストラン「Night &Day」の個室を借り切り、
COOが持つスパークリングワインを片手に乾杯の
発声で定刻18:00きっかりに始まった。
期末に忙殺されているとは言え残業ゼロ、
一糸乱れずの会食開始は清々しい。
乾杯後から4日目が4月1日。
「Good by 29th.!」に相応しいイベント、受注動向の変化に
合わせた新規OEM会社2社による初物供給、全製品の
Hi-End化による初期トラブル、3拠点稼働も手探りしながらの連携、
そこに輪をかけた顔が引きつるような20億円近い受注。
若きスタッフが占めるようになり未来が明るいと言いたいが、
なにせ経験不足が露呈しまくり、キャリア採用に注力し不足を
パッチワーク。
まさしく来期30周年を迎えるにあたりの節目となった1年。
フリーアドレスとした4人掛けの卓にスタッフがタブレットで
和洋中グルメを自由選択フルコースオーダー、自分なりに楽しめる。
美味しいものは人に幸せを運んでくれる。
経験不足はどうしようもないが、初物尽くしに立ち向かってくれた
のはやはり若さ、助かったで。
役員席にはブレーンが座るが見るからにシルバーシート、
酒の肴(あて)か身体にいいモノしかオーダーしない。
アルコールメーターだけはダントツの高さを積み上げるシルバー、
数々のピンチを救ってくれた活躍に感謝し、グラスを合わせる。
期末の土曜日は、期末棚卸で出勤。
雨と寒さに見舞われた3月であるが、朝から行楽日和、
電車内の和らいだ空気にいつもの肩の張りを覚えない。
いつもと違う5時から繁華街。
家族連れが席を占める庶民的な鮨屋のカウンター、
ぽつんと大五郎が座っている。江戸時代ではない今は令和、
「ちゃん」と呼ばない「パパ」、ちゃんは拝一刀のように
むさくるしくないシュッとしたサッカー選手のようなパパ。
今日は芋焼酎から始まらない、生中で喉越しを楽しみ、
鯖きずしをつまむ、肩の力を緩めれば酔いも早い。
子供のヘアースタイルが大五郎カットに似てるだけで
「子連れ狼」を連想する燃費の良さ。
COOから「組織の成長は<進化するルーティン>で決まる」とする
情報がネット記事が転送されていた。
来期の新組織も発表した、PARATは成長期の子供と同じ、
毎年組織やフローを見直さないと身体に合わなくなる。
くだらん過去の成功事例は成長の妨げ。
「皆さん、29期をREVIEWし、RESEARCHすることで
来期は新しいPARATを創造下さい」と伝え、29期の幕を下ろす。
桜の花が一気に開花、生きる気力を与えてくれる美しい日本、
まだまだやることがある。