PARAT NEWS

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ぱらっといきまひょ 100億円宣言が持つ意味合い3   
2025/06/16 PARAT NEWS

ガレージに中古機械を設置し、中2階を大工仕事で

内製化し事務所を作った。創業当時は、改造工事の請負

から商いが始まったわけであるが、セピア色の思い出は

懐かしく思いたいが戻りたくはない。今や都心に3拠点、

2026年中には第4拠点を竣工させる、これも時代の流れ。

何故都心か?

簡単である、「千客万来」、人が集まるから商いが始まる。

愚直に国内でものづくりしておれば仕事はある、

しかし、問題はお客様が満足するQCDを供給するにはそれなりの

スタッフが必要、募集するには求人母数が大きい都心が

有利なのは火を見るよりも明らか。ものづくりのメッカ東大阪と

言われていたが今やちょい不便なベッドタウン。

成長を支えてくれたスタッフとの出会いは大阪市内に

出てきたからこそであり、今がある。

 

拠点名は、それぞれ梅田本社、中津LOGIX、上町テクニカルセンター。

第四拠点オフィスのデザインをしている関係でネーミングをCEOに質した。

飲み過ぎて疲れていたのだろう「塚口ファブリーズ」 と

聞こえたので鸚鵡返しにNGとした。数日後、再び質したところ

「ファブリカで問題ありますか」と返ってきた。

ネットでググるとスペイン語やイタリア語であることが分かった。

生産するためのメカニズムやシステムを示す用語か、生産管

理の拠点とし土地取得したCEOの真の狙いが明確となった。

ネーミングが持つ意味合いに思わず膝を打つ。

正式名称が「Tsukaguchi RZ Fabrica」に決まった。

「まさかファブリーズって聞き間違えたのではないですね」

「そんなわけないやろ」

「それ消臭剤ですよ」

「・・・・・・・・・・」

飲み過ぎで耳の機能が屈折していたのだろうと自分に言い

聞かせ何食わぬ顔で疑念を消臭。

 

<100億円宣言が持つ意味合い4>

RZ工法が車載部品のメガサプライヤーに認められた。

経験則から拠点を都心にシフトし、生産性を上げるために3拠点

と拡大してきた結果が年商25億円、市場は今以上に拡大

することが見えている・・・・・・・・。

経営は評論でない。

更なるヒト・モノ・カネ・情報を得るビジョンと行動が

求められていた・・・・・。