PARAT NEWS

PARAT NEWS
ぱらっといきまひょ REAL ZERO誕生物語 4 
2025/10/13 PARAT NEWS

そもそもの発想は、技術顧問の持ち合わせていた

閉空間内でのはんだ付工法、この工法は、

特許出願中であった。

この工法をブランド商品として世に出したいために権利を

得たい旨を技術顧問に伝える。

現状は、会社の米櫃の底が見える状態、個人資金を

かき集めて製造権を取得し、権利と共に出願資料と

試作中の図面を得た。

顧問が製作した試作機も見せてもらい、

PARATで一台購入し、販売したが商品としての

完成領域に達していなく、工程能力が低い設備であった。

いただいた図面はすべて捨てた、号令一下ゼロからの

開発としてコンセプトワークから始まった。

自動車業界に認めてもらえる「はんだ付不良ゼロ」、

「チョコ停ゼロ」、質的・量的能力の高い工法を

コンセプトとする事を技術者に求めた。

 

この背景には、若きときに経験した自動車の点火プラグ

やフュエルポンプの合理化設備を開発し、納入したときの

検収立会検査を受けた時の経験が活きた。

立会時データのバラツキは3σ(シグマ)、一時間無停止

でないとNGとなり、合格を得るまでお金を貰えなかった。

経営者とっての死活問題、生きるか死ぬかの中で

学んできた工程能力の高い設備開発、

その経験を背水の陣でチャレンジするはんだ付ロボット。

 

設備の工程フローは、作業者が糸はんだをセット、

供給経路に糸はんだをセットする。それからがロボット作業。

はんだ付は、単なる温めるだけの機械なのだが、

従来は手作業であるためにカン・コツ仕上げる属人的な作業。

この作業を標準化するためにはアナログでなくロボットを

使ったデジタル化による理に適ったものとする必要があった。

 

ロボットに求められるのもは、属人でない再現性が担保で

きる標準化作業が出来る事である。

ロボットに委ねられる工程分析が始まった。

 

<REAL ZERO誕生物語5>

製品のリリースは、2019年1月に東京ビッグサイトで開催

されるインターネプコンジャパン。

米櫃から米を搔き集めてのエントリー、意欲と知恵は無限大、

過去のゼロからのチャレンジした情熱が・・・・・・。