PARAT NEWS

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ぱらっといきまひょ REAL ZERO誕生物語 7
2025/11/03 PARAT NEWS

名誉顧問としてPARATの経営や、スタッフへの

後方支援としての任を得てから早一年、「老人更に老いやすく、

膝がくがくに成り安し」状態、第四拠点である

塚口ファブリカの建築設計の要求仕様書作りやDRの真っただ中。

17年前からのはんだ付事業を回顧しながら、

未来PARAT像構築への足掛かりを求める、

今まさに、温故知新によりを後継者達にあるべき姿を伝承中。

 

軟らかい針金形状をスパッと切る。

樹脂レンズのゲートカットでも苦労した。

無理繰り力任せにせん断すれば、割れ欠け、ヒビが必ず

発生する、カッターに熱を加えながら切断する

ホットカットを選択した。

上下刃を寸止めし切断するのだが、寸止めの分切断残り

が発生する。付き合わせれば刃がこぼれる。

そこでエンジニアが悩み抜いた末に特許申請した

工法が生まれた。精度良く刃物を送るボールねじを

昔ながらの角ねじに変更した。角ねじであればギャップが

あるので衝撃が和らぎ刃がぶつかっても刃がこぼれない、

ゼロゼロ切断により精密切断を得たのであった。

 

はんだ切断の肝を探る、せん断による方法を選び、

せん断速度とせん断ギャップをトライアルアラーで

求めることで品質保証できる条件をFIXできた。

スパッと品質とは、フラックスがはんだで塞がら無い、

ダレ無い、バリでない、へしゃがらない。

はんだ重量も管理項目であるが、寸法で管理する。

そもそもフラックス量のバラツキが

大きいため、はんだ付品質を左右する寸法合格閾値を

喧々諤々した事が思い出される。

大事なことははんだ付品質を担保できる要求仕様、

この設定があってこそのトライアルエラーの終着点を迎えられる。

 

これまではんだ付するまでの運転準備、

最重要なのが高品質なはんだ付のための工法へのアプローチ。

 

<REAL ZERO誕生物語8>

閉空間でのはんだ付の泣き所ははんだ付の

挙動が見えない事・・・・・・・。

気づきまでに数年を要した・・・・・。