今年の春は寒かったので桜の開花時期がおかしかった。
雨も多いよね、夏も猛暑になるよね、これらすべて地球
温暖化の影響だよねとさも真実のように囁かれている。
だったらそれを解決するためにカーボンニュートラル(脱炭
素)を実現す「べき」だよね。サプライチェーン全体での脱
炭素化を目指し、エネルギー源は化石燃料やめてクリー
ンエネルギーに変える「べき」だ、が主流。
『このようにあるべき』。
『このようにすべき』。
『このように変えるべき』。と管理者や経営者がよく使う
のだが、使い方を間違えると危うい。
「べき論」が上から目線で、言った人が孤立するような状
態が生まれる可能性を秘めている。
「べき」は、義務を果たすこと、理想を実現しなければな
らないことなどを強く主張する論調と解説されているのだ
から誤解を招くような「べき論」は、避ける「べき」。
日本のEV戦略は遅れている、ガラケーの様にガラパコス
化となり自動車業界は衰退していく。EV化す「べき」と
声高に叫んでいた評論家をはじめとしたマスコミ関係者
達は今何思う。EV化に必要なパワーデバイスへのはんだ
付需要が相次いでキャンセルの浮き目、ハイブリッドは順
調に推移し、この先に大きな需要が囁かれている。
日本政府も、欧米の流れに呼応し、2030年にはガソリン
を燃料とする自動車の新車販売を禁止する方針である。
このままだとソーラーパネルもそうだが、EV化も中国メーカ(
政府)の独断場となるところだったが、この「べき論」は現実
を体験し、直視した市場からの拒否で大きな曲がり角に
差し掛かっている。
G7で石炭火力発電2030年禁止が日本の抵抗で2035年
まで延長になった。そらそうである、炭酸ガス排出量が少な
い技術を持ち合わせている、捕鯨もそうであるが拙い科学
的知識で台頭してくる新興勢力を支配しようとする思惑が
見えすぎて恐ろしいばかりである。
そもそも炭酸ガス犯人説すらも疑われている、地球誕生か
らの気候変動からみればたかが数度のばらつきを元に「べき
論」がまかり通っている。
妄想や作り話は「べき論」とは無縁。
今、人類が求める「べき」は、論理的で科学的なアプローチ
で導かれた結論である。
車載用はんだ付工法は熱影響や、品質問題で端子を基
板に差込むプレスフィット工法に進む「べき」と言われているが
、プレスフィット工法は高価、品質の安定、耐久性の安定に
難があり、局所で作業するPARATのRZはんだ付工法を採
用すべきと言いたいのだが、今は「べき論」が言えるまでの大
きなベネフィットを担保しておこう。
地球を破壊する人類を2050年までに「ヒューマンゼロ」の実
現を目指そうとする輩も現れそうである。